大まかな形をスカルプトしてる時は気にならないんですけど、きっちり形を決めたときはそれ以上エッジを動かさずに保護したい時って結構ありますよね。
特に磨きたいとき・・・。
クリース設定していればポリッシュツールで一応できますけど、全体適用だし一部だけ調整ってのが出来ないので、少し使い勝手が悪いと思うのです。
ピンチブラシを使う方法はZBrushで髪を磨くの記事に少し書きましたが、
今回はポリグループを使って保護する方法。
1.保護したいエッジがポリグループの外にある場合
手順
①スカルプトしたいポリグループをCtrl+Shift+クリック
(選択したポリグループのみ表示状態に)
②何もないところをCtrl+クリック
(マスク反転することで表示状態の箇所をすべてマスク)
③何もないところをCtrl+Shift+クリック
(非表示状態にしたところを表示状態に)
④何もないところをCtrl+クリック
(マスク反転でポリグループのマスクを解除して、それ以外にマスクをかける)
⑤ポリグループ以外がマスクされた状態になります
(赤丸はクリックする場所)
この場合、ポリグループ全体だけがマスク掛かっていない状態なので、ポリグループのエッジ(縁)は保護されません。その外側は保護されます。
2.保護したいエッジがポリグループの縁にある場合
手順
①スカルプトしたいポリグループをCtrl+Shift+クリック
(選択したポリグループのみ表示状態に)
②スカルプトしたいポリグループをCtrl+Shift+クリック
(選択したポリグループ以外を表示状態に)
③何もないところをCtrl+クリック
(スカルプトしたいポリグループ以外にマスクをかける)
④何もないところをCtrl+Shift+クリック
(非表示状態の部分を表示状態に)
⑤ポリグループの縁とポリグループ以外がマスクされた状態になります
(赤丸はクリックする場所)
この場合、ポリグループのエッジ(縁)は保護されます。
この方法では保護したいポリグループ外を使ってエッジにマスクをかけているので、保護したいポリグループが他の点とつながっていないと使えません。
接続している点が無い場合は、
Tool>Masking>MaskByFeature(Border)
を追加でかけてください。
スカルプトしたいポリグループに接している他のポリグループに注意して操作するのであれば、
Tool>Masking>MaskByFeature(Groups)
や
Brush>AutoMasking>Mask By Polygroupsを100
にしてもいいかもしれません。
ただ、薄い部分だと意図せず動かしてしまいがちなので、全部マスクかけた方が安全という気はします。
スカルプト終わった後に見えないところが動いてたりすることに気づくこともあるので・・・。
この方法だと手順が多いため考えながらじゃないとできないのが難点ですが、エッジは完全に保護されます。
もっと簡単にできるよ~ってやり方知ってる方は教えてくれるとありがたいです。