Substance 製品の購入方法
Substance Painter 2の更新ライセンスが切れたので、改めてSubstance製品(indie版)の購入方法をまとめておきます。
この情報は2017/10/04に調べたものであり、今後変更される可能性もあることにご注意ください。
過去記事
少し情報は古いですが、こちらも参考までに。
Substance製品のindie版ライセンス体系変更について(2017年6月より) - hildsoft開発日誌
Substance ライセンスの種類
Substance製品は収入や使用形態により4種類のライセンスがあります。
・indie版(年間売り上げ10万ドル未満)
・Pro版(年間売り上げ10万ドル以上、1億ドル以下)
・Enterprise版(年間売り上げ1億ドル以上)
・Education版(学生、教職、教育機関)
Education版以外は個人や会社の売り上げによって必要なライセンスが異なります。
業種によっては、売り上げが1億ドルを超えていてもEnterpriseではなくProを使用できます。
全てのライセンスで製品の性能差はなく、フルで機能を使用できます。
製品の種類
・Substance Designer
Substanceマテリアルを作成するノードエディタです。
テクスチャとして出力することも可能です。
・Substance Painter
Substanceマテリアルを使用して、モデルのテクスチャを作成する3Dペイントソフトです。
・Substance B2M
画像ファイルからタイリング可能なマテリアルを作成するソフトです。
・Substance Player
Substanceマテリアルのパラメータを変更して、テクスチャファイルを出力できます。
Substance Designerでも可能なことですが、こちらはフリーライセンスで使用できます。
・Substance Automation Toolkit
Pythonを使用して、ベイクやライブラリのアップデートなどの定型処理を自動実行することのできるソフトです。
indie版はSubstance Designerのライセンスに付属されます。
全部まとめたものを以下パックと説明します。
購入場所
永久ライセンス
永久ライセンスには1年間のアップグレード権がついています。
購入後1年以内であれば、最新のバージョンにアップグレードできますので、アップグレード待ちなどで購入時期を気にする必要はありません。
アップグレード権が切れた場合は、その時点でリリースされている最新版を使い続けることが可能です。
また、永久ライセンスを保持していれば、アップグレードライセンスが切れた後に各75ドルで1年間のアップグレード権を購入できるので、必要な時にアップグレードすることができます。(2年に1回更新なども可)
アップグレード可能なソフトは、DesignerとPainterのみです。B2Mの方は恐らく完成型なので更新停止しています。
通常価格
Substance Designer、Substance Painterが各15,000~20,000円
Substance B2Mが10,000~13,000円
3つセットになったパックだと、30,000~40,000円
くらいです。
為替の影響もあり、値段変動は若干ありますが、公式サイト経由で買うのが一番安いです。
ただし、公式サイトの場合は基本英語でのやり取りになりますので、不安であれば少し値段は高くなりますが日本の代理店を通すと良いでしょう。
特売価格
公式サイトやSTEAMでは、BlackFriday(11月の第4木曜日)、サマーセール、突発的なイベントセールなど、特売を行うことがあります。
過去のセールでは17,000~20,000円くらいでパックが購入可能でした。
アップグレードもセールで販売したことがあり、その際は50ドルでした。
サブスクリプションライセンス
公式サイトから月額19.9ドルで、パックを使用することができます。
こちらの場合は付属でSubstanceマテリアルを月に30個、Substance Sourceからダウンロードできます。(ダウンロードできる個数は蓄積されますので、毎月ダウンロードする必要はありません。サブスクリプションを停止しても残ります。)
また、12カ月以上連続使用した場合は追加で49ドル支払うことで、永久ライセンスに変更可能です。(この方法で永久ライセンスを取得した場合はアップグレード権は付きません。サブスクリプション解除時の最新版を使い続けることができます。)
3つのソフトとSubstanceマテリアルが欲しい方はこちらを選択しましょう。
セールで購入するよりは高いですが、通常で永久ライセンスを購入する場合と殆ど値段差がなく、マテリアルが30*12=360個もらえます。
もちろん、永久ライセンス化する前にサブスクリプションを解除したり、永久ライセンス化の手続きをしなかった場合、その後はソフトを使用できません。
2018/06/18追記
いつの間にか公式サイトでパックの買い切り版の販売がなくなり、サブスクリプションからの買い切りモデルになっていました。
また2017年のブラックフライデーセールでサブスクリプション版もある程度の割引があったことと、Substanceマテリアルも増えてきたので、公式セールの時にAnnual Planを選択した方がお得です。
まとめ
・永久ライセンスを購入するならセールの時がお得
・Substance Designerが不要で、Substance Painterさえあれば良い人は、セールの時に単品購入がお得
・セールを待たずにパックが欲しいなら、サブスクリプションで12カ月使用して永久ライセンス化がお得
・次のバージョンアップを待って購入を遅らせる必要はない
・永久ライセンスを持っておけば、必要な時に各75ドルでアップグレード可能
2018/06/18追記
・パックはサブスクリプションからの切り替えモデルのみになりました。