Substance Designer 2018.1.0のリリース
Substance Designer 2018.1.0が2018/03/09にリリースされました。
前回の2017.2が10月だったので、更新の早いSubstanceの割には遅かったなーという印象です。
というのも、今回のバージョンで内部構造を大きく変えたようです。
一般的に大規模改修後はバグが気になりますので、心配な方はいつでも戻せるようにバックアップをお忘れなく。
ニュースリリース
公式のニュースリリース
Substance Designer Spring Release: Faster, Bigger, Baker! | allegorithmic
Release Note Substance Designer | allegorithmic
解説動画
Substance Designer 2018 Spring Update
ソフトの変更点
実行速度の改善
ノードの管理方法を見直して、パラメータを変更するときなど最大30%高速化されます。
VFX分野のような高度な要求のある市場でには現在の機能では不十分なので、高負荷に耐えられるよう大規模改修を行ったとのことです。
実際にノード計算が早くなったのではないですが、違いが分かるようです。
(あまり複雑なノードを組んだことが無いので実感できませんでした。)
UDIMのサポート
今回のバージョンから、UDIMを完全にサポートするようになりました。
またベイクの途中経過が視覚化され、ベイクプロセス中にリアルタイムに表示されるため、 途中でキャンセルして設定を調整しなおすことも可能になります。
パフォーマンスも改善され、ハイポリのメッシュでも高速に読み込みやベイクできるようになりました。
UDIMの機能追加に伴い、グラフと対象となるUDIMの部分or全体などを切り替える操作も追加されています。
同じくエクスポートダイアログも更新されています。
UDIM用のファンクションノード追加
UDIMの位置を指定するノードが追加されています。
これで指定のタイルのみに効果を適用する事が可能になります。
3Dノードの追加
ノイズやパターンに、3Dジェネレーターが追加されています。
また3Dノードに対して立体的に影響を与えるノードも追加されています。
点からの距離によって影響度が変わるVolumeMask、投影するPlanar Projection、直線状にグラデーションを作成するLinear Gradientです。