Substance Painter 2.6 New features
Substance Painter Ver.2.6の特徴紹介
先日、Substance PainterがVer.2.6にアップデートされました。
公式の解説動画があったので、内容をまとめてみました。
今回追加された機能は3つ
- テクスチャセットのリネーム機能
- リソースの更新機能
- テクスチャセットの再割り当て機能
リネームや差し替えの機能が追加されて、作業の手戻りなどに対応できるようになりました。
テクスチャセットのリネーム機能
テクスチャセットをダブルクリックすると、リネームができます。
テクスチャセットの右クリックメニューからEdit descriptionをクリックすると、
テクスチャセットの下に説明をメモ書きできます。
似たようなテクスチャセット名があるときや、切り替えて使う場合などに便利ですね。
テクスチャセットの右クリックメニューからReset name to originをクリックすると、
テクスチャセットの名前を初期状態(マテリアル名)に戻すことができます。
メモ書きは残ります。
リソースの更新機能
この機能は一括でマテリアルなどを置換するものなので、同じマテリアルを複数の場所で使用している場合は全部置換されてしまいますので注意が必要です。
マテリアルの変更
土台のマテリアルを変更してみます。
メニューからResource Updaterをクリックすると、Resource Updaterウィンドウが開きます。
このウィンドウにはプロジェクト内で使用しているリソースがすべて出ますので、対象となるものをフィルタで絞り込んでください。
ステータスは、マテリアルが更新されているかをチェックするもののようです。 マテリアルのバージョンを判断し、古いバージョンのマテリアルを使用していたけど、 新しいバージョンがあればoutdatedを選択することでフィルタリングできるようです。
動画の例ではSteel Rust and Wearという名前のマテリアルを変更するので、名前の一部「ste」まで入力した段階で絞り込めました。
マテリアルのアイコンをクリックすると、そのマテリアルの詳細な情報を見ることができます。
今回の機能で差し替えることができるものは同じタイプの物だけなので注意してください。
Select new resourceボタンをクリックするとミニシェルフが開きます。
変更後のマテリアルを選択するのですが、候補が多いと思いますので名前やタイプでフィルタリングをかけてください。
同様に注意しないといけないこととして、出力するものに互換性が必要になります。 動画のサンプルでは、metallic roughnessを出力するマテリアルを使用しているので、 greyscaleだけを出力するようなマテリアルにアップデートすることはできません。
差し替えるマテリアルを選択したら、Updateボタンをクリックします。
この操作は元に戻せませんので、事前にバックアップを取っておいた方が良いです。
無事マテリアルが更新されました。
ロゴの変更
ロゴを変更する例です。
やり方はマテリアルの時と同様です。
ロゴが差し替えられました。
ノーマルマップの変更
ノーマルマップのテクスチャなども変更可能です。
別のテクスチャでアップデートすることで
ネジの形状が変更されました。
テクスチャセットの再割り当て機能
これまでSubstance Painterではマテリアル名の変更には対応できませんでしたが、 この機能でマッピングを行うことでマテリアル名の変更に対応できるようになりました。
3Dソフト側でマテリアル名を変更します。
メッシュを更新すると、変更前の名前で作成してあったテクスチャセット「Base」が使用不可状態になります。
そして新しくマテリアル名を変更した「Platform」のテクスチャセットができています。
以前作成していたBaseのテクスチャが使用不可になったことで、土台のテクスチャが消えています。
テクスチャセットのマッピングを行うために、Settingsをクリックして、Reassign Texture Sets… をクリックします。
Texture Sets Reassignmentウィンドウが開きます。
左側にあるのが、使用不可のテクスチャセット
中央にあるのが、現在使用しているテクスチャセット
右側にあるのが、メッシュの持っているマテリアル名
です。
もともとはマテリアル名=テクスチャセット名だったものを、ここでマッピングしなおすことが可能です。
設定作業は簡単で、左側から中央にドラッグ&ドロップするだけです。
これで、マテリアルとテクスチャセットの紐づけができます。
差し替えると、テクスチャの状態が戻り、テクスチャセットの有効、無効状態も変わります。
なるべくはゴミを出さないためにもマテリアル名などは最初で決めておきたいですけど、変更可能になったことで融通は利きますね。